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推進を決めてから説明しても反発されるのは当然(水源連)

山形県営の最上小国川ダム事業の検証は、推進方針を決めてから、事業に反対する漁協への説明を行っています。推進方針を撤回し、漁協や住民の疑問や異論を聞きながら検証作業をやり直すべきです。

以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。

・・・・・・・・・・・・引用開始

山形新聞2010年12月12日

県がダム案を地元漁協に説明 最上小国川の治水対策

最上小国川の治水対策を再検証している県が「ダム案を最良」とする対応方針の素案をまとめたことについて、ダム建設に反対している地元の小国川漁協(沼沢勝善組合長)は11日、高橋節副知事を招いた説明会を舟形町中央公民館で開いた。高橋副知事は素案の概要を説明して理解を求めたのに対し、組合員からダム以外の治水対策を求める意見が相次ぎ、双方の主張は平行線をたどった。

高橋副知事が(1)流水型ダム(穴あきダム)の現行案(2)遊水地(3)赤倉地区上流で洪水の一部を分水する放水路(3)築堤や河道掘削などの河道改修-の4案について、安全度やコスト、実現性など7項目の評価軸からダム案を最良としたことなどを説明した。

組合員からは「参考となる穴あきダムの前例が少ないのに建設するのは疑問」「ダムが完成しても観光客が増えるか不明だが、河道を改修して温泉街も整備すれば赤倉温泉の魅力を高めるチャンスになる」「アユが釣れなくなった場合、釣り客が来なくなる経済的損失は大きい」など、ダム以外の治水対策を求める意見が相次いだ。

組合側が吉村美栄子知事との面会を求めたのに対し、高橋副知事は日程調整することを約束した上で、意見の集約を組合側に求めた。

終了後、高橋副知事は「以前から聞いていたが、厳しい意見がたくさんあった。どのように理解を求めていくか、これからも考えなくてはいけない」と話した。沼沢組合長は「ダムを造りたくて作った資料としか思えない。ダム建設は反対だと、これからも繰り返し示さなくてはならない」と述べた。

(以下略)

・・・・・・・・・・・・引用終了
by suigenren | 2010-12-12 00:00 | 最上小国川ダム


国土交通省が進める「ダム見直し」について、市民が監視するためのサイトです。水源開発問題全国連絡会(水源連)が運営しています。


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