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青森県営「奥戸ダム」は中止へ(水源連)

青森県営ダム「奥戸ダム」について、このダムは中止になりそうです。おそらく、もともと県が持て余していたダムではないかと思われます。

以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。

・・・・・・・・・・・・引用開始

県、奥戸ダム(大間)は中止判断

東奥日報 2011年1月22日

国からのダム事業検証指示を受け、国庫補助事業の県内2ダムの妥当性を有識者で検証する「県ダム事業検討委員会」(委員長・小林裕志北里大名誉教授)の第2回会合が22日、青森市の青森国際ホテルで開かれた。県は大間町で計画している奥戸ダム建設を中止し、川の掘削などの代替策を提案した。治水・利水の両面で代替策を実施した方が、ダム建設より約60億円安く抑えられると判断した。

県の国庫補助ダムのうち、中止判断を示したのは大和沢ダム(弘前市)に続き2例目。継続方針の駒込ダム(青森市)とともに、県判断の妥当性について、3月に開く次回会議で検討委としての意見をまとめる。

県は、今後50年間の施設維持管理費を含む奥戸川の治水・利水策6案のコストを比較した。その結果、川の掘削と拡幅を組み合わせた案は約36億円で、ダム建設費約95億円よりも大幅に費用を抑えられると報告した。

(中略)

 また、ダム完成予定の2019年度から大間町が新たに水道用水を確保する計画については、20年の給水人口が09年比で約千人減ることから水需要が減少し、ダムを造らなくても地下水からの取水で補える―と説明した。

会議に出席した金澤満春町長は、終了後の取材に「利水面で課題は残るが、万全を確保できれば、あえてダムでなくてもいい」との見方を示した。同日、検討委に呼ばれた町漁協や町内会の関係者からは、ダム建設に否定的な意見が多かった。

奥戸ダムの総事業費は90億円。事業費ベースの進ちょく率は本年度末で23%。

・・・・・・・・・・・・引用終了
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by suigenren | 2011-01-22 00:00 | その他のダム

基本高水検証評価を行う日本学術会議に要望書を提出(水源連)

報告:嶋津暉之(水源連共同代表)

さる11日に八ッ場あしたの会等が国交大臣に対して、(利根川の)基本高水検証会議にダム見直しを主張する有識者を参加させることを求める要請書を提出しました。しかし、国交省は日本学術会議にこの検証作業に丸投げし、学術会議に設置された委員会には、市民側がが推薦した有識者は一人も入りませんでした。

本日、その委員会(河川流出モデル・基本高水評価検討等分科会)が開かれましたので、簡単に報告します。なお、本日の会議に対し、以下の要請書を提出しました。

この要請書は会議の終わりで委員会に配布され、要請事項について小池俊雄委員長(東大教授)が答えていました。それについて報告します。


要望事項1:国土交通省の説明を受けるだけではなく、利根川の基本高水流量の基本的な問題点を提起してきた私たちが推薦する専門家にも説明を求めてください。

委員長:外部の専門家の意見を聞く場は設けることは考えており、次回提案する。

要望事項2 別添の付属資料「カスリーン台風が再来しても、八斗島地点毎秒1万6750m3/秒だから、八ッ場ダムは要らない」で明らかにされていることを十分に踏まえて検証を行ってください。

委員長:よく読ませてもらう。

要望事項3:河川流出モデルの検証は机上の計算の良否だけで判断するのではなく、利根川上流部の堤防の現状を把握し、それを踏まえて行ってください。

委員長:答なし(内容が理解できなかったようである)

要望事項4;現在の基本高水流量毎秒22,000m3/秒について国土交通省は飽和雨量を48mmから125mmに上げても3%しか小さくならないという計算結果を示していますが、その計算に使用した流域分割図、流出モデル図は公表されておらず、この計算の真偽は定かではありません。この計算を私たちも検証できるように、国交省に対して流域分割図、流出モデル図の公開を求めてください。

委員長:国交省が答えたとおりである。

今回のような要請について:

委員長:ある段階で検討結果を説明する場を設け、ルールをきめてヒアリングを行うようにしたい。


今回は第1回で、大半の時間が国交省の説明で使われてしまいましたので、本格的な議論、作業はこれからになります。

この委員会の議論がどのように展開されていくのか、先行きは全く分かりません。

小池氏は、委員長就任のあいさつで次のような趣旨のことを述べていました。

1 学術的な観点で、50年の間に手法が進歩してきたので、それを凝縮したものにしたい。
2 利根川についてどのような答を出すか、社会的なインパクトが大きいので、そのことを踏まえたい。
3 アカデミーとして、社会に果たす責任を示したい。

もっともなあいさつだと思いましたが、実際に国交省の意向にそわずにどこまで学者としての良心を貫けるのでしょうか。期待半分、不安半分という印象でした。

私たちとしては、これからこの委員会に対して意見書、要請書をどんどん出していきたいと思います。

本日の配布資料は、日本学術会議のホームページに掲載されますので、それをご覧ください。


・・・・・・・・・・・・

2011年1月19日

日本学術会議 土木工学・建築学委員会 河川流出モデル・基本高水評価検討等分科会
委員 各位

八ッ場ダム公金支出差止住民訴訟弁護団 弁護団長  高橋利明
                 
      
   利根川の基本高水設定手法の検証に関する要請書
       
今回、国土交通省河川局からの依頼により、日本学術会議に貴分科会が設置され、利根川の基本高水設定手法の検証に取り組まれることになりましたが、この検証に関して、次の4点を要請いたします。真摯に受け止められるよう、お願いいたします。

1 国土交通省の説明を受けるだけではなく、利根川の基本高水流量の基本的な問題点を提起してきた私たちが推薦する専門家にも説明を求めてください。

2 別添の付属資料「カスリーン台風が再来しても、八斗島地点毎秒1万6750㎥/秒だから、八ッ場ダムは要らない」で明らかにされていることを十分に踏まえて検証を行ってください

3 河川流出モデルの検証は机上の計算の良否だけで判断するのではなく、利根川上流部の堤防の現状を把握し、それを踏まえて行ってください。

4 現在の基本高水流量毎秒22,000㎥/秒について国土交通省は飽和雨量を48mmから125mmに上げても3%しか小さくならないという計算結果を示していますが、その計算に使用した流域分割図、流出モデル図は公表されておらず、この計算の真偽は定かではありません。この計算を私たちも検証できるように、国交省に対して流域分割図、流出モデル図の公開を求めてください。

以上
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by suigenren | 2011-01-20 00:00 | 調査・報告

岩手県は「関係住民の意見を聴く会」から反対派住民を排除(水源連)

岩手県営ダム「津付ダム」、「簗川ダム」のダム検証について、「関係住民の意見を聴く会」から反対派住民を排除したのではどうしようもありません。

以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。

・・・・・・・・・・・・引用開始

参加住民限定し開始 県「ダム建設の意見聴く会」

岩手日報 2011年1月19日

県は18日、国の補助ダム事業の検証対象となった津付(住田町)、簗川(盛岡市)両ダム事業の「関係住民の意見を聴く会」を始めた。同日は住田町で気仙川流域の一部住民を対象に行い、津付ダムについて検討。ほとんどが現行のダム案に賛成したが「ダムありきの議論だ」との批判もあった。一連の会合にはダムに反対する住民団体が対象に含まれないことなどから、県の姿勢に疑問の声も出ている。

気仙川流域の住民代表22人が参加。

(中略)

過去に洪水被害に遭った経緯や付け替え道路建設を望む立場などから、ほとんどの参加者が「ダムが完成しないと治水効果が出ない」「現在の国道は狭く一日も早い完成を」とダム案に賛成した。

一方、一部参加者からは「ダムありきの議論。(経済情勢が悪化する中で)ダム自体も完成するのか」との慎重論も出された。

ダム事業の「関係住民」を対象とする同会合をめぐっては国が明確な参加者の設定をしていない中、県はダム建設に関係する河川の「洪水氾濫想定区域」の住民代表に限定した。

・・・・・・・・・・・・引用終了
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by suigenren | 2011-01-19 00:00 | その他のダム

住民団体が地元町長に要望書(水源連)

石木ダムの見直しについて、住民団体が地元町長に要望書を提出しました。詳しくは、石木川まもり隊のブログをご覧ください。

以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。

・・・・・・・・・・・・引用開始

石木ダム再検証に意見反映を 反対地権者が川棚町長に要望

長崎新聞 2011年1月14日 

県と佐世保市が東彼川棚町に計画する石木ダム事業で、反対地権者らが13日、川棚町役場で山口文夫町長と初めて面会。県や同町などで進めている事業の再検証に地権者の意見を反映させるよう申し入れたが、町長は「自分が疑問に思うことを質問する」と答えるにとどまった。

(中略)

反対派は「町は強制収用など大きな犠牲を払う当事者として意見を述べてほしい」「佐世保市が主張する水需要予測の根拠を示させるべきだ」などと要望。「町の将来的な水使用量など独自に検証した上で検討の場に臨むべきだ」との意見も出た。

これに対し、町長は「町は県に治水対策をお願いする立場。ダムにはこだわらない」としながらも「ダムが最も効果的と判断されている以上、推進する」と回答。次回以降の検討の場については「地権者の意見を代弁するのではなく、それを踏まえた上で事業に関する疑問を質問したい」とした。

・・・・・・・・・・・・引用終了
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by suigenren | 2011-01-14 00:00 | 石木ダム

八ッ場ダムの検証について要望書を提出(八ッ場ダム市民連絡会)

八ッ場ダム関係の市民団体が連名で1月13日、関東地方整備局に対して、八ッ場ダムの検証に市民意見の反映を求める要請書を提出しました。

八ッ場ダムの検証には多くの問題がありますが、今回の要請では、流域住民の意見反映の問題のみに絞って意見を提出することとしました。

今後は八ッ場ダム検証の利水、治水の内容についても順次、第二弾、第三弾の要請書を提出して、改善を求めていく予定です。

今回の要請では1月24日までの回答を求めています。要請文はこちらをご覧ください。

以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。

・・・・・・・・・・・・引用開始

八ッ場ダム 住民の意見反映を 市民団体 関東地方整備局に要請

東京新聞群馬版 2011年1月14日

八ッ場(やんば)ダム事業の見直しを求める市民団体「八ッ場あしたの会」などは十三日、国土交通省関東地方整備局が現在進めている同ダムの再検証作業について、ダム下流域の住民の意見を反映させることなどを求める要請書を同整備局に提出した。

同会などは、関東地方整備局が「検証検討主体」となっている現状の再検証の枠組みについて「作業の客観性に大きな疑問がある」と強く指摘。学識経験者や関係住民で構成する「検証委員会」を設置し、公開の場で審議を行うよう求めた。

さらに、関係住民の意見を聴く場合は、関東地方整備局との意見交換が可能な枠組みで行うよう要望した。

同会の渡辺洋子事務局長は「現状の再検証作業は、ダム推進派と反対派の“論争”を認めない仕組みになってしまっている。ダムの是非について、下流都県の市民も含めて幅広く議論できる体制が必要」としている。

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by suigenren | 2011-01-14 00:00 | 八ッ場ダム

路木ダム問題学習会「路木ダムをつくるとどうなるの?」(1月23日)(水源連)

今ニュースで大きく報道されている路木ダム事業は、ウソやねつ造が次々に明らかにされています。熊本県や天草市はその建設根拠に疑問を投げる私たちの声にも耳を貸さず強行に進めようとしています。

多くの専門家・研究者は「究極の愚行」といっているのに、なぜ強行されているのでしょうか?このまま建設されるとどうなるのか?自然への影響は?財政負担は?私たちの暮らしにどう影響するのか一緒に考えてみませんか。

【路木ダムをつくるとどうなるの?―自然環境・財政負担・水道料金への影響は?】

日時: 1月23日(日) 14:30-16:30

場所:天草市民センター第3会議室 (旧本渡市内、熊本県天草市東町3番地、0969-22-4125)

報告:路木ダムの現状、財政負担・水道料金、羊角湾・漁業はどうなるか
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by suigenren | 2011-01-12 00:00 | インフォメーション

切目川ダム検証でパブリックコメントは反映されたか(水源連)

都道府県営の補助ダムについて、3月につくられる国の個別ダムの来年度予算実施計画に間に合わせようと、急ピッチの形だけの検証が続出するものと思われます。和歌山県営「切目川ダム」の検証も、そうした流れに沿っているようです。パブリックコメントの意見は、しっかり反映されているのでしょうか。反映されなければ、空しいものです。

以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。

・・・・・・・・・・・・引用開始

切目川ダム建設「継続妥当」 国へ報告の原案まとまる

紀伊民報 2011年01月07日 

和歌山県が印南町高串で進めている切目川ダムの建設が国から再検証を求められている問題で、県は6日、同町とでつくる「切目川ダム検証に係る検討会議」の会合を町役場で開いた。素案に対して行ったパブリックコメント(県民意見募集)などの結果を説明し、国土交通大臣に報告する対応方針について「建設を現行通り継続することが妥当」とする原案をまとめた。今後は県公共事業再評価委員会の意見を聞いた上で対応方針を決定し、国に報告する。

検討会議は今回で5回目。前回の会議(昨年12月3日)で現行の案と代替案とを比較し、現行案が最も有利とするのが妥当とする素案をまとめていた。今回は、昨年12月6~24日に行ったパブリックコメントや、12月7日に関係住民らを対象に行った意見聴取会などで寄せられた意見をもとに、県の考えを説明した。

パブリックコメントには県内8人、県外8人から意見が寄せられ、県の担当者が寄せられた意見と県の考え方を治水面、利水面、環境面などに分けて説明。

治水面での「ハード面よりソフト面を推進する方が命を保証できる可能性が高い」という意見に対し、県は「川沿いは依然として治水安全度が低く、浸水対策にハード・ソフトの両面から取り組むことが必要」と回答。利水面の「農家も農地も減り続けている」との意見には「農地面積は減少傾向にあるが、ハウス栽培や露地栽培への転換が急激に進み、高糖度ミニトマトの栽培など高品質化・産地化が進み、農業の設備投資が活発。渇水時には取水に支障が生じることが多く課題となっている」などと回答した。

これらの意見について県は「検討の内容をあらためて吟味した結果、素案で示した総合的な評価の結果を見直すことが必要な論点は見られなかった」と判断。「安全度の達成や町水道の新規開発のためには、ダム建設と河道改修からなるダム案が妥当であり、切目川ダムを現行計画通り継続とする」と対応方針の原案を決めた。環境面への影響については「継続的なモニタリングのほか、必要な措置により影響の軽減に努め、問題が生じた場合には早期に対策を検討するよう真摯(しんし)に取り組む」との考えも付け加えた。

(以下略)

・・・・・・・・・・・・引用終了
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by suigenren | 2011-01-07 00:00 | 関西のダム

水需要の過大予測を是正しないダム検証(水源連)

報告:嶋津暉之(水源連共同代表)

ダムの検証検討作業において憂慮されるのは治水もさることながら、利水において水需要の過大予測を認めたまま、代替案との比較評価が行われようとしていることです。

検証検討作業が始まったダムでは検討主体から利水参画者への照会が行われてきています。

この照会に対して、利水参画者は計画通りの参画水量が必要だと答えてくるにきまっています。

その参画水量について検討主体がどのようなチェックを行うかというと、形だけの確認作業を行うだけです。

八ッ場ダムについて関東地方整備局が示した参画水量の確認方法は別紙のとおりで、都県の長期計画、水道事業計画認可、第5次水資源開発基本計画といった上位計画などとの関係を確認するだけとなっています。これらの上位計画は各利水参画者の過大予測を前提としてつくられており、この確認作業で過大予測が是正される可能性はほとんどありません。

過大な水需要予測をあらためるだけで、ほとんどの利水予定者についてはダムへの参画が不要と判定できるにもかかわらず、その是正がされる可能性がほとんどないのです。

過大予測を是認したままではその大きな水量を確保する有効な代替案が今更あるはずがなく、結局はダム案が有利という結果になることは目に見えています。

何としても水需要の過大予測を是正する検証作業が行われるようにしていかなければなりません。
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by suigenren | 2011-01-01 00:00 | 調査・報告


国土交通省が進める「ダム見直し」について、市民が監視するためのサイトです。水源開発問題全国連絡会(水源連)が運営しています。


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