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長野県営「浅川ダム」は建設継続へ(水源連)

長野県営の浅川ダムについて、知事は建設続行を認めました。新内海と同様の本体着工中の補助ダムでしたが、民主党政権の補助金交付に続いて、長野県でも続行という結論になりました。「重大な瑕疵」ではなく、「建設の必然性・優先性」があるかどうかで判断すべきでした。

長野県資料「浅川ダムの論点再確認報告書」

以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。

・・・・・・・・・・・・引用開始

産経新聞長野版 2010年11月30日

浅川ダム 工事を続行 知事「個人の意思入る余地少ない」 長野

阿部守一知事は29日、長野市の県営浅川ダムについて「建設継続を認める」と表明した。田中康夫元知事の脱ダム宣言で建設が中止されて知事不信任の一因にもなり、村井仁前知事のもとで建設が再開されるなど、常に県政ののど元に刺さった“トゲ”のような存在だった浅川ダム。

(中略)

浅川ダムについて阿部知事は9月の就任後、和田恭良(やすよし)副知事らに事業継続の是非を判断するための「論点再確認」を指示。建設反対派の住民らが主張する建設地周辺の地質の安全性、ダムの必要性や規模決定の根拠となる洪水時の最大流量「基本高水(たかみず)」の妥当性、洪水時の被害想定などをめぐって庁内で検証作業を進めてきた。

この日、論点再確認の報告書を受け取った阿部知事は記者会見で、「できることならダムによらない治水が望ましいと考えてきた」と自らの立場を説明。「しかし、浅川ダムの問題は治水という住民の生命、財産に直接的にかかわる問題で、箱モノ行政とはかなり性格的に違う事業。個人的な思いとか、価値観を取り入れる余地は非常に少ない」と述べ、事業そのものに「重大な瑕疵(かし)は見いだせなかった」として建設継続が苦渋の判断だったことをのぞかせた。

報告書はダムによらない代替治水対策としてため池・遊水地、河川改修などの事業はダム建設費の数倍になることが予想されると指摘。「基本高水流量を引き下げることは安全度を下げることと同義」などとしてダム建設の妥当性を強調した。一方で水位の高低差によって浅川の水が千曲川に流れ込めずによって起こる内水氾濫(はんらん)についてはダムが被害を悪化させる可能性がある点を認め、住民に対する説明では洪水被害への説明を尽くしておらず「誤解を生じさせた」としている。

・・・・・・・・・・・・引用終了
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by suigenren | 2010-11-30 00:00 | 浅川ダム

新内海ダム「強制収用」という暴挙(週刊朝日)

本日(11月30日)発売の週刊誌『週刊朝日』にて、保坂展人さんが11月22日の新内海ダム強制収用抗議集会の様子のルポルタージュを書いています。ぜひご覧ください。全国の書店、駅売店等で購入できます。また、以下のサイトからも購入可能です。

保坂展人前衆院議員が現場を歩く 第10弾  新内海ダム“強制収用”という暴挙
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by suigenren | 2010-11-30 00:00 | インフォメーション

「意見募集」等に頂いたご意見について(国土交通省)

今後の治水対策のあり方について 中間とりまとめ(案)に関する意見募集等の結果について掲載いたします。
※頂いたご意見の本文について、基本的に、氏名等の個人情報保護などの処理を行った上で公開しております。
・提出者の氏名、住所、電話番号、メールアドレス
・「行政機関の保有する情報の公開に関する法律」の「不開示情報」に該当する箇所

国土交通省資料 「「意見募集」等に頂いたご意見について (7/16~8/15 意見募集結果)」
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by suigenren | 2010-11-30 00:00 | 国土交通省資料

路木ダム問題学習会「源流から海まで流域保全の意義」(12月13日)(路木ダム全国連絡会)

熊本県が建設を強行しようとしている路木ダム。

この路木川や路木川が流れ込む羊角湾には天草の宝と呼ばれるほどの豊かな自然と貴重な生態系が残されています。

路木ダムの問題点は目的が失われていることと共に、建設によって、この自然や生態系が破壊され、失われてしまうことにあります。

この学習会では、この流域の自然や生態系がいかに貴重かということと、ダム建設を中止させる大きな意義は源流から海までの一貫した自然を守ることであることを学びます。

講 師: 金井塚 務 (かないづか つとむ) さん

内 容: 路木川や羊角湾の調査結果  源流から海までの自然を守ることの意義

日 時: 2010年12月13日(月)  18時30分開場、19時開始

場 所: 熊本市・パレア会議室6  (水道町電停下車、鶴屋東館10階)

資料代: 500円

主催・問い合わせ:
  天草・路木ダムの再検証を求める全国連絡会
  子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会

講師プロフィール
1951年生まれ。霊長類学、哺乳類生態学専攻。広島フィールドミュージアム代表。日本森林生態系保護ネットワーク副代表。最近は、中国山地国定公園細見谷渓畔林におけるツキノワグマの生態調査や沖縄やんばるでのオキナワウラジロガシの保全調査を行う。
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by suigenren | 2010-11-29 00:00 | インフォメーション

ダム事業の費用対効果計算の問題点(会計検査院)

会計検査院がダム事業の費用対効果計算の問題点を指摘しました。

ダムの便益計算はインチキ計算そのもので、洪水の被害想定額を現実離れした非常に大きな値にしています。また、「流水の正常な機能の維持」の便益は身替り建設費が使われることが多いのですが、これは最初からB/Cが1を超えることが確実な計算手法です。

今回の指摘はまだ十分なものとはいえませんが、このようなインチキ計算にようやくメスが入りました。

会計検査院資料「ダム建設事業における費用対効果分析の算定方法を明確にするなどして、費用対効果分析が適切に実施されるよう意見を表示したもの」
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by suigenren | 2010-11-28 00:00 | 調査・報告

新内海ダム工事の強制土地収用抗議集会報告(水源連)

報告:遠藤保男(水源連共同代表)

2010年11月22日11時20分、小雨煙る中、団結小屋を背にして「新内海ダム工事の強制土地収用抗議集会」が開かれました。団結小屋に対面する歩道には雨具を着た多くのテレビカメラが陣取り、およそ60名の皆さんが立ちっぱなしでこの集会に耳を傾けました。

「新内海ダム工事の強制土地収用抗議集会」、この11月22日が香川県土地収用委員会が定めた明渡し期日であることから、その対象とされた土地と立木の権利者が満身の怒りを持って開いた集会です。

治水・利水、内海ダム再開発事業(新内海ダム建設)の両目的は共に香川県がでっち上げたもので科学的根拠はゼロ。名勝寒霞渓の自然と計画を破壊し、上流部に膨大な掘削残土が積み上げられ新たな危険を創り出した内海ダム再開発事業は、香川県の事業で国が補助金等を支出するいわゆる補助ダムです。

香川県は地元住民から「ダム建設目的のでっち上げ」を追及されると一切の話し合いを拒否し、反対派地権者へは土地収用法を適用して「土地を召し取る」というやりたい放題の乱暴狼藉を働いています。

集会は小豆島在住の冨田恒子氏の司会で始まりました。

集会に先立ち、この反対運動を担いながら逝去された皆さんに1分間の黙祷をささげ、追悼しました。この反対運動は平均年齢80歳を超える方々が担われているので、道半ばにして逝去される方が多いのです。


◇「寒霞渓の自然を守る連合会」の山西克明代表の挨拶

寒霞渓の景観を子々孫々に守るために反対してきました。平成7年の神戸大震災でビクともしなかった内海ダムに対して、翌8年には『ひび割れがしているので同クラスの危ない』とのうわさが広まり、9年には実施計画調査事業に採択、17年にダム建設事業全体計画が策定されました。

旧ダムは昭和36年の大雨で管理者がダムの水門を開けなかったためにオーバーフローし、ダム直下の盛土が流出して民家を襲いました。そんな危険があったのでダム改築提案に住民は賛意を示すものと思いましたが、私の地区では99%の方が反対しました。それから反対運動が始まりました。

当時、何も知らなかったもので、「調査のためのボーリングを」という県からの申し出に同意を与えてしまいました。『調査のためのボーリングに同意を与えられたことはすべてにOKがでた』と事業者は解釈すると後になって宮本さんから教えてもらいました。取り返しがつかないですね。

町の職員や町議会議員は『断ると小豆島の公共事業が全部干されてしまう。』と言うんです。それからですよ、明確な反対運動を始めたのは。約10年、反対を続けてきましたがすべて裏切られています。

昨年12月12日には前原国交大臣が来て『ダムに頼らない治水を考えるように』と真鍋知事に要請したのもつかの間、3月には補助金を満額交付決定、話になりません。

生まれて70年、私にとっては山も川も水も私の体の一部。『掘り返して、自然を壊して、次の子孫に渡さない』こんなことは絶対にしてはならないことです。この団結小屋は今日22日の24時以降は強制収用の対象になってしまいます。土地の人をこんなにいじめてまで本当に要るダムなのか検証をしていただきたい。皆さんのご支援をよろしくお願いします。


◇「寒霞渓の自然を守る連合会」の佐伯幸男事務局長の挨拶

これまでの支援・カンパにお礼を申し上げます。そのお陰で5つの訴訟と1つの不服申し前集会も66回を迎えました。

現在の新しい問題は昔の田に野積みされた大量の県道付け替えの掘削土と民家の真上に積まれた本体工事の掘削土です。76年災害は土石流災害でした。大雨が降るとその繰り返し、大惨事になります。

真鍋知事は新内海ダムを必要とする科学的論拠を開示できぬまま、収用裁決を決めて退任してしまいました。このダムの水問題はH10年に吉田ダムが完成して以降、この地域では水が有り余っていることです。昭和51年災害は土石流が原因で別当川では洪水被害は発生していません。

寒霞渓の自然・景観の破壊は、観光立地を目指す小豆島町にとってその目玉がなくなるを見ても1.6倍になっていることから大幅に上昇し、町ダム直下の人々は様々な心配事が理解できるようになっているので、不満が爆発する時期は近いと思います。


◇東京から応援に駆けつけた保坂展人・前衆議院議員(元「公共事業チェック議員の会」事務局長)の挨拶

鳩山由紀夫さんが『公共事業チェック議員の会』代表を引き受けるときに出された条件は『内海ダムに取り組むこと』でした。

2007年11月に現地視察、2008年には香川県との交渉、2009年12月には前原さんが視察された上で真鍋知事に見直し要請。

それなのに土地収用代執行の恐れがある、とはいったい何事なのか。政権交代で変わるはずの河川行政が変わらずにむしろ暴走。その事実として新内海ダム問題を全国に、国会に伝えていきます。


以上の挨拶に続いて、水源連共同代表と紹介を受けた遠藤は、22日明渡し期とその無念を述べ、全国から20の激励メッセージが寄せられたことを報告、配布しました。それらの中から、水源連のメッセージを朗読しました。

細川内ダム中止を勝ち取った木頭村の当時村長であった藤田恵・水源連顧問は、「10年前に中止させた細川内ダムも新内海ダム同様とんでもないダムでした、こんなとんでもないダムは何としても止めましょう。闘います」と激励を送られました。

環瀬戸内海会議共同代表である石井亨氏は、「何故内海ダム再開発事業が必要なのかを県と国に尋ねるとそれぞれが擦り合いをして責任の所在を明らかにしない。費用負担は町民・県民・国民に回されてしまう。だから、内海ダム再開発問題は決して『小豆島とか反対派地主さんの問題』ではない。香川県民一人ひとりの問題のはず。その肩代わりをしているのが反対派地権者の皆さん。立木の権利も22日24時で収用されてしまう。今日から改めてスタート。身近な人から広めていこう」と決意を示されました。

11月15日に山口県の祝島を出航、21日16時に豊島に到着したカヤック隊の皆さんのうち、5名の方が激励に駆けつけられました。上関原発の反対運動に取り組まれている原さんは、「埋め立て事業が進もうとしているが、漁民のみなさんは漁業補償を拒否して闘っています。ダム問題と根っこは同じです。よく理解できます。どちらもあきらめないことが大切。現地に持ち帰って仲間に伝えます。こういう問題に関わる若い人も増えています。ダムが止まる日まで頑張りましょう」とエールを送られました。

集会はそのあと、全国から寄せられた激励文を紹介し、最後に集会宣言を採択して集会を終えました。 短い時間ではありましたが、熱気のこもった集会でした。何とかして中止に追い込まなければ、という想いを互いに確認できたと思います。

水源連資料「新内海ダム工事の強制土地収用抗議集会報告」

水源連資料「内海ダム再開発事業経過概略」


集会宣言

三大渓谷美を誇る寒霞渓は、人間の営みとは違う自然がおりなす芸術と幾多の試練を経ながら、先人の知恵と努力で今日まで守り継がれてきました。

私たちは、この寒霞渓を源流とする別当川流域の自然と共に生きてきました。

日本で最初の国立公園指定の寒霞渓。

すべての人がその美しさを愛する寒霞渓。

その寒霞渓と古里を守り抜くため私たちはここに集まりました。

歴史的遺産である落矢池は、ダム湖に沈められようとしています。

真っ二つに削られた権現さんは、悲鳴を上げています。

山積みされた建設残土は、昭和49・51年の小豆島大災害で、被害の軽かったこの地に、土石流災害を引き起こす危険をはらんでいます。

小豆島、香川県、全国のみなさん。

どうぞ建設中の新内海ダム工事現場へ駆けつけて、ご自分の目で確認してください。そして声を上げてください。

私たちは、先祖が大切に守り続けてきた、寒霞渓の景観を自然のまま子孫に継承するために、土地・立木の強制収用に強く抗議し、工事の即時中止を強く要請します。

本日の集会をもって、新内海ダム建設に、永久に反対し、中止まで闘い抜くことを宣言します。

2010年11月22日
新内海ダム工事の強制収用抗議集会参加者一同
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by suigenren | 2010-11-28 00:00 | 新内海ダム

全国からの報告「政権交代から1年」(水源連)

報告:遠藤保男(水源連共同代表)

2010年の水源連第17回総会のメインテーマは政権交代でダム事業の進捗にブレーキがかけられたのか、「コンクリートから人へ」、「ダム依存からダムに依存しない河川行政へ」の方向転換の実態を把握し、その状況を踏まえて今後の方針を見出すことにありました。事務局は総会資料作成にあたり全国の皆さんにご協力をお願いして、政権交代当時の状況、現時点の状況、一年間の運動の経過について報告をいただきました。

寄せられた全国からの報告は24事業に達しました。全国からの報告はこちらです。

どこもが政権交代直後の「コンクリートから人へ」、「ダム依存からダムに依存しない河川行政へ」の明るいときめきがもはや消えうせ、むしろ新政権の方が旧政権よりもダム事業の推進役を果たしていることが報告されています。

何故このような事態に陥ったのかを探ってみます。

昨年度中に本体着工にかかった事業、既存ダムの能力増加等改良事業は検証対象からはずされたこと、検証対象事業は新たな段階の入るまでの事業を推進とされたことなどが「新政権の方が旧政権よりもダム事業の推進役を果たしている」原因といえます。

もう一つの原因は補助ダムに対して国土交通省が「地方自治体が事業であるから見直しの要請をする」として、国交省自身が見直すことを放棄したことにあります。補助ダムは国から、補助金と起債返還元利合計額への交付税が地方自治体に支払われます。その合計額は建設事業費の約73%になります。地方自治体の事業といってもその実は国の事業です。国交省が見直しを地方自治体に任せて自らは行わない、ということは、責任放棄にほかなりません。

そしてもう一つはこれまでの事業計画に固執する地方自治体が多いことです。これまでは国が「ダム推進」の旗頭でした。新政権になってからはその国からの重石が取れたことになっています。私たちはこれまで以上に自分の足元である地方自治体を交渉相手にしなければならなくなっています。

地方自治体と国、両方を相手にした運動が必要になっていることを今回の全国からの報告から見て取ることができます。

水源連資料「全国からの報告 政権交代から1年」

◇寄せられた報告の一覧
 ・サンルダム
 ・当別ダム
 ・平取ダム
 ・成瀬ダム
 ・最上小国川ダム
 ・渡良瀬遊水池第2
 ・八ッ場ダム
 ・浅川ダム
 ・大田川ダム
 ・設楽ダム
 ・木曽川水系連絡導水路
 ・川上ダム
 ・天瀬ダム再開発
 ・大戸川ダム
 ・槙尾川ダム
 ・安威川ダム
 ・第十堰
 ・内海ダム再開発
 ・鹿野川ダム再開発
 ・山鳥坂ダム
 ・平瀬ダム
 ・石木ダム
 ・川辺川ダム
 ・路木ダム
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by suigenren | 2010-11-28 00:00 | 調査・報告

川上ダムから西宮市が正式撤退(水源連)

淀川水系の川上ダムから、兵庫県西宮市が正式に撤退を決めました。他の自治体も冷静な判断をして、不要な利水事業からの撤退(損失の最小化)を決めることが望まれます。

以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。

・・・・・・・・・・・・引用開始

読売新聞兵庫版 2010年11月27日

川上ダム西宮市撤退 負担金6億円支払いへ

将来的な水需要の増加を見込み、1990年代から川上ダム(三重県伊賀市)の建設計画に参加していた西宮市が計画からの撤退を決め、6億円の負担金を「独立行政法人 水資源機構」(さいたま市)に支払うことを26日、明らかにした。市は当初、人口増を受け、約3万トンの水不足を予測していたが、節水意識の高まりなどで地元での利水のめどが立ったため、決断した。しかし、当時の市の判断が“一滴の水”も買わずに巨額の支払いを求められる事態を招いており、今後、議論を呼びそうだ。

川上ダムは、同機構が伊賀市の木津川上流で計画。市は1992年、県のあっせんを受けて同計画に県内で唯一参加し、総事業費850億円のうち47億円を負担する予定だった。

しかし、実際は景気後退による工業用水の減少や、節水意識の高まりから水の需要が減少。その結果、阪神水道企業団から給水のめどが立ち、2009年4月、撤退を決めた。

ただ、同機構は「市の参加がなければ不要な工事があった」と負担金を市に要求。これまで費やした建設費1億2200万円と金利負担として、計約6億円を負担することで合意した。

市は12月3日開会の市議会に提出する補正予算案に、過去に支出した地元負担金を含む9億2600万円を臨時損失として計上した。

当時の市の判断について、市議からの追及が予想されるが、市水道局は「当初計画ではダム建設への参加は必要だった。このまま計画への参加を続けると30億円以上を支払うことになり、撤退は妥当な判断だった」としている。

〈川上ダム〉
水資源機構が1992年度に策定した事業実施計画では、三重、奈良両県、西宮市が参加。しかし、現在は三重県の伊賀市だけの参加となり、同機構は実施計画を見直している。

(以下略)

・・・・・・・・・・・・引用終了
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by suigenren | 2010-11-27 00:00 | 関西のダム

参加首長全員が推進の設楽ダム検証(水源連)

設楽ダム検証について、参加した首長7人全員が予め推進を表明しました。それどころか、以下の記事のとおり、まじめに検証する姿勢すら見えません。住民や異論者を含めて、多面的な検証をおこなうべきではないでしょうか。

以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。

・・・・・・・・・・・・引用開始

朝日新聞愛知版 2010年11月27日

設楽ダム、7首長全員が「必要」表明 検証初会合

「速やかに結論を得たい」「県の考えがいささかも揺るぐことはない」。豊橋市で26日開かれた国土交通省中部地方整備局の設楽ダム検証の第1回会合は、建設推進を強くにじませた出席者らのあいさつで始まった。ただ、本省から代替案との比較検討を指示されているうえ、来年2月の知事選に立候補予定の大村秀章・自民党衆院議員もダム再検証を打ち出し、先行きは不透明なままだ。

県と東三河の首長ら7人は全員が推進意見を表明した。冒頭説明の際、いきなり挙手して推進論をぶったのは片桐正博副知事だ。設楽町の横山光明町長も「もう研究されつくしている」と憤った。金原久雄・蒲郡市長に至っては「やってくれ、というだけ。今さらここにいる意味がない」と2度も話し、苦笑が広がった。

それでも検証が足りない結論は、国交大臣が差し戻すことになっており、整備局側はダム以外の25の治水メニューも列挙し、今後検討するとした。説明では「霞堤は豊橋市内にもあるが、内側に住居があり、被害が出ている」などと否定面もあげた。利水の代替案についても説明した。

首長側からは「堤防改修や河道しゅんせつは、景観や地下水への影響が心配」などと、コスト比較に偏った検討を心配する意見も出た。

(中略)

最後列で約10人のダム反対の市民グループも傍聴していた。住民代表も会議に加えるよう要請したが、無視されたという。この日、ダムなしで水供給や洪水対策可能とする「設楽ダムの建設中止を求める会」の声明を発表した。設楽町の元教員、伊奈紘さんは「そもそも全員推進なら集まる意味がない。蒲郡市長の言う通りだ。でも知事選次第で、この状況も変わるだろう」。大村氏のほか、民主党推薦で立候補予定の御園慎一郎・元総務省官房審議官とも接触したという。(伊藤智章、小山裕一)

・・・・・・・・・・・・引用終了
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by suigenren | 2010-11-27 00:00 | 設楽ダム

岡山県営「大谷川ダム」は多面的な検証ができるか(水源連)

岡山県営「大谷川ダム」について、自治体が事業ありきであるのに対し、有識者が多面的に検討すべきとして、検証姿勢が対照的です。事業者である自治体しか入らない国直轄事業の検証が、事業継続ありきになりやすい構造であることが伺われます。

以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。

・・・・・・・・・・・・引用開始

毎日新聞岡山版 2010年11月27日 

国の再検証方針受け、大谷川ダムで代替案検討会議 /岡山

◇地元は「事業継続を」 有識者「治水等広い視点で」

政権交代を受けた国のダム事業見直し「脱ダム」方針を受け、県は、国の補助で建設を進める「大谷川ダム」(新見市)の代替案検討に着手した。地元・新見市が事業継続を求めるなか、県が25日に開いた検討会議(座長・大塚俊介県土木部長)の初会合で、有識者は「検討に時間をかけるべきだ」と指摘した。来年5月まで3回の会合を開いて結論を出す方針。【井上元宏】

大谷川(2・5キロ)は新見市哲西町にあり、高梁川の支流、神代川に流れ込む河川。県によると、山あいにあり豪雨で急激に水量が上がり、72年の集中豪雨では死者1人、全壊24戸の被害を出した。

哲西地区の水源は井戸だけで、以前三つあったうち1カ所は枯渇。「断水はないがぎりぎり持っている状態」(新見市上水道課)で旧哲西町がダム建設を要望。02年度に国が事業採択し07年に工事が始まった。

しかし昨年「脱ダム」を掲げる民主党政権が発足。前原誠司・前国土交通相は昨年12月、本体着工していない国直轄、補助ダムの再検証を発表し、県内で唯一、大谷川ダムが対象となった。国交省の有識者会議は今年9月、再検証手続きをまとめた。

一方、地元・新見市は建設推進の立場を変えていない。石垣正夫市長は「検証は受け入れるが、飲料用水確保にもダムは必要という市の姿勢は変わらない」と強調する。検討会議はより広く治水対策が検討される。大学研究者の委員は「過去の洪水は大谷川が流れ込む神代川の水量が増えて流域に水があふれたとも見える。神代川全体の治水対策を検討しないと『いくらダムをいじっても』となりかねないのではないか」と詳細なデータの提示を求めた。

(中略)

◇大谷川ダム

治水と利水(上水道)を目的とした生活貯水池事業として計画された。総貯水容量は42万トン。全体容量のうち95.2%は治水などで利水は4.8%。総工費61億円を見込み、事業費は国交省、県が47.6%ずつ、残りを新見市が負担する。09年度末時点で約10億7200万円を投入、工事用道路などを建設しているが本体工事は始まっていない。進ちょく率(事業費ベース)は17.6%。完成予定は14年度。

・・・・・・・・・・・・引用終了
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by suigenren | 2010-11-27 00:00 | その他のダム


国土交通省が進める「ダム見直し」について、市民が監視するためのサイトです。水源開発問題全国連絡会(水源連)が運営しています。


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