カテゴリ:設楽ダム( 4 )

設楽ダムは検証中でも事業費増額(水源連)

検証中の設楽ダムは、来年度の事業費が増額となりました。本体工事費ではありませんが、本体工事に向けた工事は着々と進められています。

以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。

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再検証ダム 「設楽」増額 34億円計上 政府予算案 「徳山」導水路など削減

読売新聞中部版 2010年12月25日

政府が24日決定した国の2011年度予算案で、再検証が行われている設楽ダム(愛知県設楽町)の建設事業費として、34億5000万円が盛り込まれた。今年度の27億6600万円より約7億円の増額となった。

同ダムは昨年2月、地元が建設に同意したが、その後、再検証の対象となったため、本体建設に向けて次の段階に進めない状態で、来年度も建設予定地の住民の移転補償や工事用道路の建設などが行われる。

(中略)

一方、同様に再検証の対象になっている徳山ダム(岐阜県揖斐川町)の導水路事業は、地質調査費など3億5000万円(今年度比1億5000万円減)、同県八百津町の新丸山ダム建設事業は、町道の工事や調査費など5億3200万円(今年度比約4億円減)となった。国土交通省中部地方整備局は「両事業とも、事業の継続に必要な最小限の額」としている。

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by suigenren | 2010-12-25 00:00 | 設楽ダム

参加首長全員が推進の設楽ダム検証(水源連)

設楽ダム検証について、参加した首長7人全員が予め推進を表明しました。それどころか、以下の記事のとおり、まじめに検証する姿勢すら見えません。住民や異論者を含めて、多面的な検証をおこなうべきではないでしょうか。

以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。

・・・・・・・・・・・・引用開始

朝日新聞愛知版 2010年11月27日

設楽ダム、7首長全員が「必要」表明 検証初会合

「速やかに結論を得たい」「県の考えがいささかも揺るぐことはない」。豊橋市で26日開かれた国土交通省中部地方整備局の設楽ダム検証の第1回会合は、建設推進を強くにじませた出席者らのあいさつで始まった。ただ、本省から代替案との比較検討を指示されているうえ、来年2月の知事選に立候補予定の大村秀章・自民党衆院議員もダム再検証を打ち出し、先行きは不透明なままだ。

県と東三河の首長ら7人は全員が推進意見を表明した。冒頭説明の際、いきなり挙手して推進論をぶったのは片桐正博副知事だ。設楽町の横山光明町長も「もう研究されつくしている」と憤った。金原久雄・蒲郡市長に至っては「やってくれ、というだけ。今さらここにいる意味がない」と2度も話し、苦笑が広がった。

それでも検証が足りない結論は、国交大臣が差し戻すことになっており、整備局側はダム以外の25の治水メニューも列挙し、今後検討するとした。説明では「霞堤は豊橋市内にもあるが、内側に住居があり、被害が出ている」などと否定面もあげた。利水の代替案についても説明した。

首長側からは「堤防改修や河道しゅんせつは、景観や地下水への影響が心配」などと、コスト比較に偏った検討を心配する意見も出た。

(中略)

最後列で約10人のダム反対の市民グループも傍聴していた。住民代表も会議に加えるよう要請したが、無視されたという。この日、ダムなしで水供給や洪水対策可能とする「設楽ダムの建設中止を求める会」の声明を発表した。設楽町の元教員、伊奈紘さんは「そもそも全員推進なら集まる意味がない。蒲郡市長の言う通りだ。でも知事選次第で、この状況も変わるだろう」。大村氏のほか、民主党推薦で立候補予定の御園慎一郎・元総務省官房審議官とも接触したという。(伊藤智章、小山裕一)

・・・・・・・・・・・・引用終了
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by suigenren | 2010-11-27 00:00 | 設楽ダム

声明(設楽ダムの建設中止を求める会)

私たちは、愛知県を相手取って設楽ダム建設に関する公金支出差止の訴訟を起こし、その支援をしています。私たちが、この裁判で求めているのは、必要性のないダム建設事業から愛知県の財政を守ること、そしてダム建設予定地周辺及び三河湾を含む下流域のかけがえのない自然環境・生態系を守ることにより、私たちの暮らし・文化を守ることです。

私たちは、2007年4月に名古屋地裁に提訴して以来、設楽ダムを建設する合理的な目的が存在しないこと、利水目的、洪水調節目的、そして流水の正常な機能の維持の目的のいずれについても、設楽ダムを建設しなくともその目的を達成できることを事実をもって明らかにしてきました。例えば、水道用水の供給について、豊川水系水資源開発計画の愛知県需給想定調査の2015年需要想定値は、2007年までの実績の傾向と連続性がなく、それを無視したもので、実績と乖離した過大な値であるということ、そして2007年までの実績値に基づいて2015年需要想定値を精確に想定すれば、設楽ダムなしで需要をまかなうことができることを指摘しました。

2010年6月30日の名古屋地裁の判決では、「過去の実績に照らして考えると、平成27年(2015年)度における実際の水道用水の需要量は、愛知県需給想定調査の需要想定値に達しない可能性が相当高い」と認定しています。

今回、国土交通大臣の指示によって行われる設楽ダム事業の再検証において、私たちが提起し、明らかにしてきた「設楽ダム建設の合理的な目的が存在しない事実」について、しっかりと検証を行わなければなりません。

検証するべき課題は、①東三河の水道用水・農業用水が設楽ダム無しで供給可能であること、②戦後最大規模程度の豊川の洪水は設楽ダム無しで対応できること、③「流水の正常な機能の維持」という看板とは裏腹に、設楽ダム建設によって豊川や三河湾の水系と生態系に著しい環境影響が及ぶこと、④これまで中部地整が主張してきた設楽ダム建設の必要性の根拠が事実に基づいていないこと、以上の諸点を確認し、ムダで有害な事業を中止するとの結論を導くことです。

今回、国土交通省中部地方整備局が、設楽ダムの再検証で進めようとしているやり方は、根本的な誤りを犯しています。第一に事業を推進してきた中部地方整備局自身が検証主体となっており、第二に国とともに事業推進の旗振り役を務めてきた愛知県(副知事)と東三河の市町の首長のみから構成される「検討の場」(傍聴者の発言を排除して行われる)では、内容のある検討は不可能で、事業継続の希望意見しか出てこないことは明らかです。

このような茶番劇としか言えないやり方は、住民主権、民主主義とは全く相いれないものであり、認めることはできません。私たちは、上流から三河湾までの流域住民、客観的立場で検証のできる専門家、批判的市民を含めて、自由に議論ができる検討の場を設けることを、最低限の条件として求めます。

2010年11月26日

設楽ダムの建設中止を求める会
代表  市野 和夫
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by suigenren | 2010-11-26 00:00 | 設楽ダム

設楽ダムの検証に関する申入書(設楽ダムの建設中止を求める会)

2010年10月28日

国土交通省中部地方整備局 局長 富田英治 様

 設楽ダムの建設中止を求める会 代表 市野和夫


設楽ダムの検証に関する申入書

平成22年9月28日の地方整備局長等宛て、「ダム事業の検証に係る検討について」と題した国土交通大臣の文書に基づいて、各地方整備局は個別ダム事業の検証作業を始めようとしています。

この検証作業においては上記文書に添付された「ダム事業の検証に係る検討に関する再評価実施要領細目」によることになっております。ところで、この細目には「関係住民の意見を聴く」ことが求められております。ここで言う『関係住民』とは基本的に流域住民全体である、と第12回有識者会議で述べられております。関係住民の意見を聴き、意見を検証に反映させることを誠実に行ってください。

設楽ダム事業についてみますと、これまで「豊川の明日を考える流域委員会」、「国土審議会水資源分科会豊川部会」が河川整備計画案や水資源開発基本計画案(フルプラン)を審議し、これを根拠として国や県は、計画の正当性を主張しています。ところが、これらの委員会は国やダム事業者である地方整備局の選んだ御用学者、市町の首長や産業界の委員によって構成されております。事業計画を進めてきたダム事業者のお手盛り検証では客観的科学的な検証は不可能で、ダム建設を有効とする結論になることは目に見えております。設楽ダム建設の見直しを求める住民の声は反映されないまま、今日に至っております。住民主権の民主的な河川行政は行なわれていません。

以上の現実を踏まえ、以下3点を申し入れます。この申し入れについては、回答を11月12日までに下記までお寄せいただけますよう要請いたします。

「申し入れ事項」

1、設楽ダム事業の検証作業は、「事業の再評価の枠組み」すなわち既存の流域委員会で行うのではなく、ダム建設の見直しを求める住民代表を含む組織で行うこと。

2、設楽ダム事業の検証は、民主的で科学的、客観的な検討が行なわれるようにすること。そのために、公開を原則とし、また当該作業に関するすべての情報を、地域住民はもとより国民一般に公開すること。

3、設楽ダム事業の検証作業は、流域住民の意見が反映されるようにすること。そのためには事業者と住民が納得のいくまで十分に議論を行うことが保障されるような運営が行われること。傍聴者の発言機会を保障すること。

以上
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by suigenren | 2010-10-28 00:00 | 設楽ダム


国土交通省が進める「ダム見直し」について、市民が監視するためのサイトです。水源開発問題全国連絡会(水源連)が運営しています。


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