カテゴリ:関西のダム( 19 )

大阪府営「安威川ダム」検証始まるも見直し派委員は退任(水源連)

安威川ダム検証についての記事をお送りします。大阪府河川整備委員会の委員が一部代わり、見直しを主導した委員が退任しましたので、槇尾川ダムのようにはいかないかもしれません。

以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。

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安威川ダム検証へ現地視察

朝日新聞大阪版 2010年3月5日

政府のダム事業再検証の対象とされた安威(あい)川ダム(茨木市)の建設の是非を検討するため、有識者でつくる府河川整備委員会が4日、ダム建設で水没する車作地区(茨木市)やダム予定地の下流域などを視察した。

府は昨年11月、河川改修案、遊水地を利用する案など5案を比較し、ダム案を最適とする報告書素案をまとめ、橋下知事も「(ダム以外の)代替案が今のところ見あたらない」としている。同委員会は府が検討した5案を中心に治水手法を検討する方針。委員の一人は視察を終え、「下流域では、堤防のすぐ近くに民家や工場があり、安全性を高める必要がある」と話した。

槙尾川ダムの議論を巡り、2月に同委員会の山下淳委員長(関西学院大教授)と宮本博司委員(元淀川水系流域委員長)が辞任。この日の視察には新委員として、嘉田由紀子・滋賀県知事の下でダム見直しを進めてきた中谷恵剛・同県土木交通部技監と、行政法が専門の野呂充・大阪大大学院教授が加わった。

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by suigenren | 2011-03-05 00:00 | 関西のダム

本体着工ダムで初の中止!大阪府営「槇尾川ダム」(水源連)

大阪府営の「槇尾川ダム」は、本体着工したダムで初の建設中止となりました。ダム下流の住民の強い反発を招きながらも、「ダムに頼らない治水」を目指す持論を貫いた橋下知事を評価したいと思います。なお、槇尾川ダムの状況は次のとおりです。

2009年5月に本体工事を契約し、09年9月に本体工事に着手した。現在は法面の掘削と保護の工事を行っている段階で、基礎岩盤の掘削工事はまだ行っていない。水没家屋はゼロであるが、別荘地がある(23筆あって、家が建っているのは3~4軒)。 別荘地は未買収だが、予定地全体の用地買収は95%進んでいる。

以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。

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大阪・槙尾川ダム:本体着工のダム中止 河川改修に転換--橋下知事

毎日新聞 2011年2月16日

大阪府が本体工事を中断した槙尾(まきお)川ダム(和泉市、貯水量140万立方メートル)について、橋下徹知事は15日、建設を中止し、河川改修による代替策に切り替えることを決めた。府は建設再開を求める地元住民らに伝えた。国土交通省によると、本体工事に着手したダムの建設中止は極めて異例という。民主党政権はダム建設の見直しを進めているが、本体着工後のケースは対象外。府の決定は全国のダム行政にも影響しそうだ。

府は09年9月、同ダムの本体工事を始めたが、その直後、橋下知事が見直しを指示した。専門家で作る府河川整備委員会での検討を受け、ダム案よりも河川改修案の方がより確実な治水効果が期待できると主張。1月28日の地元住民との意見交換会でも「ダムを造るだけでは必ずしも安心・安全にはならない。護岸整備を優先させた方が、安心・安全につながる」と述べ、ダム中止の意義を主張していた。

ダム中止と河川改修に必要な経費を府議会2月定例会に提出し、今後、河床掘削や堤防補強などを組み合わせた代替策の具体的な計画に着手する。改修工事には川沿いの家屋の移転が必要となるが、地元にはダム建設再開を求める声が強いだけに、改修事業に理解を得られるかは不透明な情勢だ。さらに、ダム中止に伴い、工事を進めてきた建設業者から巨額の違約金を請求される可能性もある。

橋下知事は15日、住民などに向けた説明文書の中で「水の流れを一時的に遮断するダムだけを造っても、決して安心はできない。川と正面から向き合い、川の危険箇所にひとつひとつ丁寧に対応していく」と判断理由を示し、住民に対し「大きな政策変更をおわび申し上げる」と陳謝した。これに対し、住民側は説明に訪れた府幹部に抗議した。

(後略)

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by suigenren | 2011-02-16 00:00 | 関西のダム

注目される滋賀県営ダムの検証作業(水源連)

滋賀県の補助ダム「北川ダム」の検証についての記事をお送りします。脱ダム派の嘉田知事がどのようなリーダーシップを示すのか、注目されます。

以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。

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北川ダムめぐり県と住民の意見交換会

ABC NEWS 2011年2月12日

滋賀県高島市の北川ダム建設の是非が問われて以降初めてとなる、県と周辺住民の意見交換会が開かれました。

この会は国が滋賀県にダム事業の検証を求めたことから、県が周辺住民らと意見を交換するため開いたものです。

北川ダムは22年前、総事業費430億円で計画されましたが、現在、国や嘉田知事はダムの凍結・見直しを進めていて、工事はストップしています。

嘉田知事は、「できるだけ早く確実に。(雨が)あした降るかもしれないときに何十年後のダムはあてにできないかもしれない。時間軸のことも、みなさんとともに考えていきたい」と話しました。

しかし嘉田知事が公務のため開始30分で退室し、住民の意見を聞く前に県がダムに代わる治水案などを説明すると、ダム建設を願う住民が、「中止ありきならこの場にいる必要はない」と強く抗議する一幕もありました。

(後略)

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by suigenren | 2011-02-12 00:00 | 関西のダム

和歌山県営「切目川ダム」はさらに再審議か(水源連)

和歌山県の補助ダム「切目川ダム」の検証について、「単に国語力が弱いだけ。国語の勉強をもう一回やった上で適切な表現にしてもらったらいい」と知事に言われたからには、再評価委としては、1回だけでなく、何回も会議を開いて議論を尽くしてほしいものです。

以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。

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切目川ダム:再審議へ 知事、再評価委判断に異議

毎日新聞和歌山県版 2011年2月10日

切目川ダム(印南町)の事業継続案について、県公共事業再評価委員会(会長、大橋迪男・和歌山大教授)が「やむを得ず賛同する」としたことに対し、仁坂吉伸知事は9日の定例会見で「100%不満足だ。継続審議をお願いしたい」と強い調子で求めた。再評価委事務局(県技術調査課)は、再審議する意向を示し「進め方を会長と相談したい」とした。

国のダム事業見直しに伴い、県の検討会議が計画通り続ける原案を作成。しかし再評価委は、建設に伴う環境への影響に懸念を示し見直しを求めた。更に、川を分断する環境コストが建設の費用対効果の算定マニュアルにないことなどを国に伝えることを条件に、「今回はやむを得なく賛同する」とした。

これに対し、仁坂知事は会見で「『やむを得ず』とは何だ。委員会の責任放棄だ」とかみついた。そのうえで「環境問題はすべての開発案件にあるが、人々の幸せとどっちが大事かということで結論を出している」と強調。「川の流域の人、県民全体にも説明できる結論を出してもらわないと困る」と怒りをあらわにした。

また、議論を尽くしたにもかかわらず「やむを得ず」という言葉を使っているのであれば、「単に国語力が弱いだけ。国語の勉強をもう一回やった上で適切な表現にしてもらったらいい」と述べた。

(後略)

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by suigenren | 2011-02-10 00:00 | 関西のダム

和歌山県営「切目川ダム」は「消極的継続」?(水源連)

和歌山県の補助ダム「切目川ダム」の検証の記事をお送りします。「最後まで反対意見の委員が数人いたが、結局、消極的な「継続」でまとまった」とのことです。残念な結果です。

以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。

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切目川ダム「やむを得ず継続」 県再評価委が合意

朝日新聞和歌山版 2011年2月8日

国土交通省が進める再検討対象となっている県の切目川ダム(印南町)の建設について、有識者らでつくる県公共事業再評価委員会(会長=大橋迪男〈みちお〉・和歌山大学教授)は7日、第3回委員会を開き、「やむを得ずそのまま継続」という評価で合意した。

これまでの会合で委員からは、ダム建設で川の上流、下流が分断されることによる環境や景観などへの影響を懸念する意見が出ていた。

事業主体の県はこの日、建設段階から環境などへの影響を監視するモニタリング委員会を立ち上げて環境への影響を最小限にとどめる配慮をする、という方針を提案した。ダムの環境への影響も、委員の意見を受け「○」評価から「△」に1段階下げた。

しかし委員からは「川の分断は環境と対立する」「費用対効果の分析に、分断に伴うコストが盛り込まれていない」などの厳しい意見が相次いだ。最後まで反対意見の委員が数人いたが、結局、消極的な「継続」でまとまった。

大橋会長は委員会後、報道陣の取材に応じ「委員からは費用対効果の分析方法の問題点について意見や議論があった。県にはこうした意見や議論を国交省に伝えるよう要望した」と話した。

(後略)

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by suigenren | 2011-02-08 00:00 | 関西のダム

和歌山県営「切目川ダム」は推進報告を再審議(水源連)

和歌山県の補助ダム「切目川ダム」の検証について、環境面の再検討を求めた公共事業再評価委員会の委員に良心があったようです。

以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。

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切目川ダム整備 県再評価委員会「建設妥当」再審議へ 和歌山

産経新聞 2011年2月1日

切目川(きりめがわ)ダム整備事業(印南町)をめぐる検証作業の最終段階である県公共事業再評価委員会(会長=大橋迪男・和歌山大学教授)が31日、和歌山市内で行われた。県がまとめた報告書原案では「建設妥当」としたが、再評価委は「環境への配慮が足りない」などとして見直しを求めた。7日の再審議を経て国土交通相に報告される。

この日は、県が地域住民や有識者との協議を経てまとめた「ダム建設を現行計画通り継続することが妥当」とする報告書原案を説明。委員から「川が分断される影響に対する配慮が足りない」「ダムはそもそも必要なのか」などの意見が相次いだ。採決の結果、反対多数で原案の見直しを求め、再審議となった。

(中略)

大橋会長は「環境問題を重点に検討することが公共事業にも求められている。経済とのバランスについてクリアな回答をいただき、深まった審議をしたい」と話した。県は「委員の意見をふまえ対応を考えたい」としている。

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by suigenren | 2011-02-01 00:00 | 関西のダム

切目川ダム検証でパブリックコメントは反映されたか(水源連)

都道府県営の補助ダムについて、3月につくられる国の個別ダムの来年度予算実施計画に間に合わせようと、急ピッチの形だけの検証が続出するものと思われます。和歌山県営「切目川ダム」の検証も、そうした流れに沿っているようです。パブリックコメントの意見は、しっかり反映されているのでしょうか。反映されなければ、空しいものです。

以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。

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切目川ダム建設「継続妥当」 国へ報告の原案まとまる

紀伊民報 2011年01月07日 

和歌山県が印南町高串で進めている切目川ダムの建設が国から再検証を求められている問題で、県は6日、同町とでつくる「切目川ダム検証に係る検討会議」の会合を町役場で開いた。素案に対して行ったパブリックコメント(県民意見募集)などの結果を説明し、国土交通大臣に報告する対応方針について「建設を現行通り継続することが妥当」とする原案をまとめた。今後は県公共事業再評価委員会の意見を聞いた上で対応方針を決定し、国に報告する。

検討会議は今回で5回目。前回の会議(昨年12月3日)で現行の案と代替案とを比較し、現行案が最も有利とするのが妥当とする素案をまとめていた。今回は、昨年12月6~24日に行ったパブリックコメントや、12月7日に関係住民らを対象に行った意見聴取会などで寄せられた意見をもとに、県の考えを説明した。

パブリックコメントには県内8人、県外8人から意見が寄せられ、県の担当者が寄せられた意見と県の考え方を治水面、利水面、環境面などに分けて説明。

治水面での「ハード面よりソフト面を推進する方が命を保証できる可能性が高い」という意見に対し、県は「川沿いは依然として治水安全度が低く、浸水対策にハード・ソフトの両面から取り組むことが必要」と回答。利水面の「農家も農地も減り続けている」との意見には「農地面積は減少傾向にあるが、ハウス栽培や露地栽培への転換が急激に進み、高糖度ミニトマトの栽培など高品質化・産地化が進み、農業の設備投資が活発。渇水時には取水に支障が生じることが多く課題となっている」などと回答した。

これらの意見について県は「検討の内容をあらためて吟味した結果、素案で示した総合的な評価の結果を見直すことが必要な論点は見られなかった」と判断。「安全度の達成や町水道の新規開発のためには、ダム建設と河道改修からなるダム案が妥当であり、切目川ダムを現行計画通り継続とする」と対応方針の原案を決めた。環境面への影響については「継続的なモニタリングのほか、必要な措置により影響の軽減に努め、問題が生じた場合には早期に対策を検討するよう真摯(しんし)に取り組む」との考えも付け加えた。

(以下略)

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by suigenren | 2011-01-07 00:00 | 関西のダム

本体凍結の大戸川ダムも周辺事業は着々(水源連)

大戸川ダムは、淀川水系流域委員会が中止を求め、更に関西4府県知事も中止を求めたにもかかわらず、淀川水系河川整備計画に書き込まれました。この大戸川ダムですが、本体工事は凍結されていますが、関連工事は進められています。来年度の予算も付きそうですので、関連工事は進められるということです。このダムも検証対象になっています。

以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。

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大戸川ダム周辺整備費、1億7100万円減額に

中日新聞滋賀版 2010年12月25日

来年度政府予算案で、大戸川ダム(大津市)周辺整備事業費6億200万円が認められた。付け替え県道大津信楽線の整備費や河川流量の継続調査費で、本年度と比べ1億7100万円の減額。うち県道整備費は本年度とほぼ同額の3億6000万円で、工事の進展に影響は少ないとみられる。

減額は国全体の公共事業関連予算が、本年度と比べて1兆919億円削減された影響を受けた。周辺整備事業には、大戸川ダム事業の検証費も含む。

付け替え県道は全長7・1キロ。260億円をかけ、16年度の完成を予定している。国土交通省近畿地方整備局は昨年3月に淀川水系河川整備計画を策定し、大戸川ダム本体工事の凍結を決定。付け替え県道は既に着工していたため工事を継続させている。

(以下略)

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by suigenren | 2010-12-25 00:00 | 関西のダム

切目川ダムの検証は急ぎ過ぎ(水源連)

和歌山県営「切目川ダム」の検証について、検証作業が急ピッチで進められています。意見募集の期間も10日に満たない短期間です。

以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。

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見直し検討対象の切目川ダム、県民意見募集 24日まで

朝日新聞和歌山版 2010年12月16日

国が建設見直しの検討対象としている切目川ダム(印南町高串)について、県が24日まで県民からの意見を募っている。民主党政権が打ち出した「できるだけダムに頼らない治水」の方針に従い、遊水池などダム以外の方法が可能かどうかを調べる検証作業の一環。県は年明け早々にも国土交通省に検証結果を報告する方針だ。

切目川ダムは洪水調節と水道水、農業用水の確保を目的とするダム。事業主体は県で、切目川の河口から約24キロ上流に高さ44.5メートルの堤を造る。総貯水容量396万立方メートル。総事業費は約159億円で、印南町が1%、残りを国と県が半分ずつ負担する。

完成予定は2014年度で、工事の進捗(しんちょく)率は現在53.5%。ダム湖や道路の予定地に住んでいた15世帯は既に転出しており、周辺道路の付け替え工事も進んでいる。ダム本体の工事には入っていない。

国交省は9月、本体工事に入っていない全国83カ所のダム事業で再検討を指示。県内では切目川ダムだけが対象になった。

これを受けて県は地元の印南町との検討会議をこれまでに4回開いた。ここでは既に「ダム案が代替案より有利」との評価結果を出している。

国交省は再検討に当たって住民の意見を聞くことも求めており、県は7日、切目社会教育センター(同町西ノ地)で意見聴取会を開いた。

約60人が参加した会合では「自然豊かな川がダムで分断される」「河口付近でイワシなどを取っている。漁場が守られるか心配だ」とダムに異論を唱える人がいる一方、「過去に大きな水害があり、下流の安全と安心が得られるダムだと思ったから容認した。もし中止になったら何のために町外へ出たのか」(水没予定地に住んでいた男性)と推進を訴える人もいた。

県は24日まで、パブリックコメントを実施している。

(以下略)

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by suigenren | 2010-12-16 00:00 | 関西のダム

大阪府営「槙尾川ダム」は知事判断で中止の方向(水源連)

大阪府営「槙尾川ダム」は、橋下知事の判断で中止の結論が打ち出される模様です。府議会が積極的には建設を推進していないことが、ポイントと思われます。

以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。

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読売新聞関西版 2010年12月14日

槙尾川ダム、中止へ地ならし…橋下知事「機は熟した」

本体工事を凍結中の大阪府営槙尾川ダム(和泉市)について、橋下徹知事が、20日にも開く幹部会議での最終判断に向け、「中止への最後の地ならしに入った」(幹部)との見方が庁内で強まっている。橋下知事の指示を受けた職員らが、建設を中止した場合に住民訴訟が起きる可能性など、法的リスクを顧問弁護士と協議しているためだ。本体工事に入ったダムの建設が中止されれば、全国的にも異例のケースとなる。

「ダム代替の河川改修が長引き、水害が出たら、住民から訴えられるかも」「工事のキャンセル料が無駄だったと言われかねない」――。11月末、府庁新別館で府職員約10人と顧問弁護士5人が約2時間意見を交わし、業者に支払うことになる工事キャンセル料が「違法な公金支出」に該当しないか、などを照会した。

議論のテーマは、同ダムをやめる場合、トップの橋下知事がどういう法的リスクを負うか。弁護士らがリスクと対策について見解をまとめるという。

槙尾川ダムを中止し、代わりに河川拡幅などの改修工事をする場合、新たな用地買収が必要となる。ダムは着工後、6年で完成する予定だが、府幹部は「地元ではダムを望む声が多く、用地買収は難航すると思う。ダムを造るより時間がかかる可能性が高い」と話す。

しかし同ダムを巡っては、脱ダムを模索する橋下知事は早い段階から中止に向けた何らかのお墨付きを得たがっていた節がある。

今年1月の住民説明会では、自ら「ダムを中止し、代替案を検討したい」と表明。しかし、住民の反発が強いと見ると、専門家でつくる府河川整備委員会に判断を委ね、脱ダム論者で知られる宮本博司・元淀川水系流域委員長らを新たにメンバーに加えた。

委員会が半年の議論でも意見集約できず、11月の結論でも是非の判断に至らなかった際は、知事は「(委員会が)中止の判断なら、(自分は)その方向で考えることになっただろう。予想外だ」と落胆した。

府議会でも今月6日、委員協議会で話し合ったが、建設の是非に踏み込まないまま。知事は「(判断しない)議会は責任放棄だ」といら立ちをあらわにした。

(中略)

府幹部は「専門家も議会も(中止の判断こそしないまでも)『ダムを造れ』とは迫らなかった。リスク回避にある程度めどが付けば、判断を下せる」と分析。府議の1人も「知事の腹は固まっているはずだ」と推し量った。

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by suigenren | 2010-12-14 00:00 | 関西のダム


国土交通省が進める「ダム見直し」について、市民が監視するためのサイトです。水源開発問題全国連絡会(水源連)が運営しています。


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