カテゴリ:成瀬ダム( 4 )

成瀬ダム検証も予想どおり建設推進の大合唱(水源連)

成瀬ダム検証の「関係地方公共団体からなる検討の場」について、やはり「建設推進」の大合唱です。この「関係地方公共団体からなる検討の場」が、ほとんどどこでも、ダムをつくれという大合唱の場になることは分かりきっていることです。この「検討の場」を設ける必要がどこにあるのでしょうか。

以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。

・・・・・・・・・・・・引用開始

毎日新聞秋田版 2010年11月18日 

成瀬ダム建設:「必要」意見相次ぐ 整備局会議で自治体代表 /秋田

国土交通省東北地方整備局は17日、国直轄の成瀬ダム(東成瀬村)の建設事業について自治体を交えた「検討の場」の初会合を開催。出席した自治体代表からはダムの必要性を訴える意見が相次いだ。

“脱ダム”を掲げた民主党政権の発足後、同省の「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」による9月の中間取りまとめを受けて開催。成瀬ダムを巡っては同整備局が主体となり、ダムを建設しない治水策を立案してダム事業と比較検討する。

(中略)

出席者は「豪雨時の洪水、河川のはんらんやゲリラ豪雨に対する調整機能を十分果たすと思う。一刻も早く完成を」(羽後町・佐藤孝治副町長)「南外、西仙北地区では良質な水源が確保できていない。このまま建設が中止になると大変なことになる」(大仙市・久米正雄副市長)などと事業推進を求めた。

同局によると年度内に代替案の検討に取りかかり、途中で2回の意見募集を予定している。

会議を傍聴した「成瀬ダムをストップさせる会」の奥州光吉代表は「関係する自治体だけの検証で、このままだとダムが必要だという結論になる印象。意見募集の際に我々も積極的に考えを述べていく」と話した。

・・・・・・・・・・・・引用終了
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by suigenren | 2010-11-18 00:00 | 成瀬ダム

成瀬ダムの検証は結論ありきのおそれ(成瀬ダムをストップさせる会)

報告:奥州光吉(成瀬ダムをストップさせる会)

東北地方整備局の記者発表によりますと、11月17日に成瀬ダムの検証を開始するということです。検証手法は、「成瀬ダム建設事業の関係地方公共団体からなる検討の場」で、有識者会議の中間とりまとめのやり方そのものとなっています。公開で30人程度の傍聴を認めるとしています。

「検討の場」の構成員は、成瀬ダム建設促進期成同盟会そのものなのですから、結論は見えています。東北整備局にダム継続の作文(代替案との比較)をうまく作ってもらえさえすれば1日で結論を出すことができます。

以前から思っている私の素朴な疑問を、その「関係自治体」の立場から「お金と仕事」の視点で提起します。

■ 関係自治体はなぜダム中止できないか

今、地方経済や地方(自治体)財政は疲弊を極めています。ダムや関連する工事で「お金と仕事」を何とか繋ぎ止めたいわけです。本体工事に移行したら地元にこぼれる仕事はほんの雀の涙程度しかありません。それでもそのわずかな仕事でも欲しい・・・。ダムにかわる公共事業があればいいのですが・・・。

■ ダムに替えて、たとえば林業で地方に「お金と仕事」を持って来れますか

国会でも林業再生で100万人の雇用を生み出すというような議論が行われていますが、それが実際にダムを中止する地域に優先的に仕事を持って来られますか。そんな保証はないでしょう。そういう政治主導が期待できない以上、ダムに替わる代替案を関係自治体が提案できるはずがありません。

■ 暫定豊水水利権(豊富に水が流れているのにダムを造らなければならない仕組み)をどうする?

この問題については、まさのあつこさんの「ダム日記2」の解説がわかりやすいです。

ダム利水と暫定豊水水利権が絡み合って「ダム継続」を合理化しようとしています。多目的ダムを継続させるために上水道事業をダム水に依存して水需要増を演出する。(かんがい用水については)民主党議員も「水需要はある、これから増える。自給率向上のために米粉米、飼料米を倍々に増やしていく」と。政治主導で暫定豊水水利権問題を何とかしない限り、関係自治体はこれを口実にダムに執着するわけです。
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by suigenren | 2010-11-17 00:00 | 成瀬ダム

成瀬ダムの検証手法に関する要望書(成瀬ダムをストップさせる会)

平成22年10月13日

国土交通省東北地方整備局 局長 青山俊行 様

 成瀬ダムをストップさせる会 代表 奥州光吉


成瀬ダムの検証手法に関する要望書

国土交通省は、「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」の中間とりまとめを受け、各地方整備局に対して個別ダムの検証作業に入るよう通達しました。

このなかで、「検証に係る検討に当たっては、科学的合理性、地域間の利害の衡平性、透明性の確保を図り、地域の意向を十分に反映するための措置を講じる」ことを求めています。

「地域の意向を十分に反映する」とはどういうことでしょうか。

今回発表された「今後の治水対策のあり方について中間とりまとめ(案)に関する意見募集等の結果について」によると、「頂いた御意見に対する考え方」として、「関係住民の意見を聞く」などの手法については、地域の実情に応じて対応されるべきであり、一律にお示しすることは適当でないと考えています」としています。

また、当会が加盟する水源開発問題全国連絡会の代表が、8月3日、国土交通省津川政務官と面会したときに政務官は「住民からの疑問に答えることが出来なければ、あるいは、見直した結果が住民に納得いただけなければ、今回の検証は無意味になる」と話されておりました。その言葉のとおり、検証全体が住民の疑問に答え、納得していただけるものでなければなりません。

そもそも今回の検証は、ダム事業に対する国民的批判と無駄遣い批判の結果として、2009年衆議院選挙での民意から端を発したものであることを先ず確認する必要があります。政権交代に先立つ昨年4月、私たち成瀬ダムをストップさせる会は、県民の「無駄なダム建設を止めて住民に役立つお金の使い方をしてほしい」という民意を背景に、秋田県に対して成瀬ダムの負担金支出を止めることを求めて提訴しました。裁判では、自然破壊の実態や成瀬ダムの不必要性を正々堂々と主張し、またダムに代わる代替案も提案しています。

検証に係る検討の場が、「関係する地方公共団体」だけの構成では、厳正な検証は期待できません。なぜならば、彼らは成瀬ダム建設が地域の発展のために必要だとの従前の姿勢を変えようとしていないからです。

真の検証は、批判者や問題提起者がいなければ功を奏さないと考えます。検討の場に推進者だけでなく批判者を加えられることを強く要望します。

さらに、検討の場が
 ① 住民の疑問に答えるために情報公開を徹底し、
 ② 公開にて
 ③ 広く住民からの意見を聞くために関係する地方公共団体だけでなく公募による住民側委員や賛否両論の学識経験者などの構成にし、
真に民意を反映し、住民の納得を得られる配慮を行うことを切に要望します。

以上
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by suigenren | 2010-10-13 00:00 | 成瀬ダム

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by suigenren | 2009-01-01 00:00 | 成瀬ダム


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