第2回利根川基本高水検証分科会の傍聴報告(水源連)

報告:嶋津暉之(水源連共同代表)

日本学術会議の利根川基本高水検証分科会第2回を傍聴してきました。5月下旬に報告書案をまとめるということは、小池委員長としては八ッ場ダムの治水の検証に間に合わせたいという意向があるように思います。しかし、八ッ場ダム事業を検証する関東地方整備局は必ずしもそうではなく、予断を許しません。

会議の配布資料は、学術会議のホームページに掲載されます。

その資料の中で、「今後の進め方を書いた資料2」に書いてあるように、専門家ヒアリングが3月下旬ころに行われますが、専門家としてどのような人が招聘されるか、それが基本高水検証の重要なポイントだと思います。

以下、報道記事を一部引用します。全文は新聞社のホームページでご覧ください。

・・・・・・・・・・・・引用開始

基本高水検証 有識者会議 5月下旬 報告書案

東京新聞群馬版 2011年2月19日

八ッ場(やんば)ダム建設の根拠となっている利根川の最大流量(基本高水)を検証する有識者会議の二回目の会合が十八日、東京都内で開かれた。国土交通省が実施する基本高水の見直し作業の内容評価をまとめる時期について、当初目標の九月末を前倒しして、五月下旬をめどに報告書案を作成することを決めた。

今後は、現行の計算手法として採用されている「貯留関数法」の問題点を検証。国交省が「ゼロベースで構築する」としている新たな計算手法や再計算結果の評価などを四月下旬までに実施する。専門家からのヒアリングや、報告書案の内容を紹介する公開説明会も開催するとした。

会合では、一九四七年のカスリーン台風並みの雨が降った場合、利根川の治水基準点となっている伊勢崎市八斗(やった)島の最大流量が毎秒二万二千立方メートルに達するとした国交省の現在の基本高水の設定について、委員らが計算プロセスの詳細な説明を求めた。だが、同省は「数値を算定した根拠となる資料が、現段階では確認できていない」と回答を避けた。

有識者会議委員長の小池俊雄・東大教授は「十分な資料が残っていないことで、経緯を細かく理解できないのは残念なことだ」と国交省の対応を批判した。有識者会議の報告書案について、小池氏は「学術的な発展につながるよう、(現行の算定方法を)新たに変えていくための提案が盛り込まれる可能性が高い」と強調した。

・・・・・・・・・・・・引用終了
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by suigenren | 2011-02-19 00:00 | 調査・報告


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